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06:08:36 | | page top↑
第二次ドラゴン戦
2007 / 11 / 17 ( Sat )
とりあえず終わりましたが、こう来ましたか……
先延ばしのツケが回ってきてますねぇ…
次で仕留められると良いんですがね


あぁそうそう、大分前になってしまいましたがハニエルさんとジェイドさんのブログとリンクを繋がせていただきました。
お二人に感謝を(ニコ)
更新の無いブログで申し訳ありませんけれど、ね(苦笑)






(背後:久々駄文を書いてみましたwリプ登場記念って事でv
いや、記念な感じにはなってませんけれども(笑)
結構適当風味満載ですが、よろしければどうぞですv)
続きを読む




最初に感じたのは大気の震え。
ゾクリ、と、
背筋を言いようの無い寒気が通り過ぎたのを、はっきりと覚えている。

紅に染まっていく世界の中で、弾かれるように振り向いて見たものは、
圧倒、などという言葉では足りないくらいの、鮮烈な存在だった。

「あれは……!?」

その後の言葉は続く事は無かったが、状況は正確に周りに伝わったようだ。

……当然か。
あのような存在を目の当たりにして、状況を把握しない冒険者などいないだろう。
響き渡る王者の声に、驚愕と動揺が同盟軍に広がる。
やはりドラゴンの王ヴァラケウスは、想像を絶する存在だった。

「撤退、ですね」
「…おう!」

前方に居たナディアさんと頷き合うと、チーム【庵】と、そして周りの冒険者たちと撤退を開始する。
全速で飛べば、ドラゴン界の外周はすぐだった。



----


「ヨキ…?どうかしたかなぁん?」

高速で回転しながら進んで行くドラゴン界。
それに対応するために、ドラゴンロードを倒すために、同盟へと戻りながら、
私は我知らず、小さく笑みを浮かべていたようだ。
怪訝な表情のナディアさんに声を掛けられ、その事に漸く気付く。

「いえ……なんでもありませんよ」

曖昧に笑みを浮かべて応えながら、高揚した気持ちを落ち着かせる。
不謹慎だとは思いつつ、自らが戦場に酔っていたことを改めて認識する。
いや、今回は戦場にと言うより――

(彼のドラゴンロードに、でしょうかねぇ……)

圧倒的、では括りきれない、絶望的な程の存在感。
思考を真っ白にされる、という自分にしては珍しい感覚をも味わわせてもらった。

けれども、あの時、
背筋に寒気を感じながら、同時に言いようのない高揚が身を包んだことも、また覚えている。
思い出せばまた、唇が弧を描く。

次は、彼の存在と直接対する事になるだろう。
不謹慎ながら、それを少し楽しみだと感じてしまうことに、やはり自分は戦場を好み身を置くものなのだと思い知らされる。

決戦は来週。
それまでに、自らに出来る事を――

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